現実世界[恋愛]

幼なじみに「幼なじみになろう」と言ってみた

 高木史郎(たかぎしろう)は、面白いことや変なことが大好きな高校二年生。
 彼はふとした偶然「今日から私たちは幼なじみ」という物語を読んだ。
 それは、高校になった男女が「幼なじみになろう」とするちょっと変な物語。
 史郎はそれを読んで思いついた。

「俺たちもいわゆる幼なじみだよな。ややこにお願いできるのでは」

 変人である。幼なじみがいるのだから、実際にやってみようというおかしな発想。
 八神ややこ。彼の一つ歳下で美人に成長した幼なじみは、どう応えたかというとー

「先輩、天才ですか!」
「お、おう」
「私達だからこそ出来る事、ありますよね!これは美味しいです」

 面白いことが好きなややこは大興奮。
 朝、起こしに来たり。お昼はお弁当を作って来てくれたり。
 放課後は秘密基地を探そうとしたり。
 秘密基地では一緒にゲームをプレイして、一緒におねんね。

 そんな「幼なじみプレイ」を通して二人はお互いへの気持ちに気づく。
 これはもしかしてーそう思った二人が取った行動とは。

 これはちょっと頭がおかしくて距離感が変な二人の、ハートフルな物語。

年の差 / スクールラブ / 古典恋愛 / 日常 / 青春 / ほのぼの / 男主人公 / 女主人公 / 学園 / 現代 / ハッピーエンド / イチャイチャ / 幼馴染 / 後輩 / お約束
短編 2022/09/02 20:43更新
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最終取得日時:2024/05/16 12:55
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