歴史[文芸]

余、神を知れど〜徳川家康と幻の和訳聖書〜

元和二年三月、病に臥す徳川家康を見舞うため、駿府城を訪れた征夷大将軍・徳川秀忠。だが、そこで目にしたのは、黙々と禁じられた本――『新約聖書』を読む父の姿であった。

「『王から乞食までが等しく読む本』を読んでみたい」

天下人・徳川家康は好奇心を満たすため、『新約聖書』の翻訳を命じる。

翻訳に携わるのは、南光坊天海、金地院崇伝、林羅山、本多正純、三浦按針、ヤン・ヨーステン、そして名もなきキリシタン。

岡本大八事件、大坂の陣――激動の時代を越えて、家康はついに『黙示録』に至る。

神を知って、何を得たのか。

これは、ひとりの老将が「読みたかっただけ」で始めた、静かな探求の記録である。

※この小説は歴史ファンタジーです。史実や宗教の裏付けはありません。また、特定の宗教を持ち上げたり、けなしたりする意図で書いたものではありません。気楽にお楽しみいただけたら幸いです。
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短編 2025/06/23 20:57更新
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最終取得日時:2026/09/14 12:31
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