ハイファンタジー[ファンタジー]
八百歳のエルフ長老が認知症で森を荒らしていたので、前世がケアマネだったから普通の介護プランで立て直すことにした
四十八歳、夜勤明けの特養で心筋梗塞。気がつけば、真っ白な窓口で、とんがり帽子の神様が書類をめくっていた。「転生窓口の担当、ツクヨです。——凡人枠です。チートも神の祝福もありません。予算の都合で」。次の職場は、剣と魔法の異世界。エルフの森で、八百歳の長老が、木に名札をかけて回っているという。「妻の木」「息子の木」——同じ幹に、何度も。族長は「森の呪い」と言い、若きエルフは、その言い伝えに目を伏せる。
だが、その光景を、俺は二十年見てきた。前世、特別養護老人ホームのケアマネジャー。
呪いの祓いでも、精霊の加護でもない。必要なのは、一冊のノートと、毎日同じ道を歩く午後だけだ。
——八百年生きてきた種族に、「病気」という二文字を、受け入れさせるまで。
異世界転生 / 凡人枠 / エルフ / 介護 / ケアマネジャー / 専門職 / チートなし / ほっこり / ヒューマンドラマ / 認知症
短編
2026/04/21 18:00更新
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最終取得日時:2026/08/23 12:12
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