ホラー[文芸]

祖父の猟銃は山神を撃たない──山神の婿

仙台の地下駐車場で、鹿が立っていたという。
二本足で。

しかも、顔が女に見えたらしい。

その噂を聞いた数日後、祖父が死んだ。
遺品の猟銃と、黒い手帳。

そこには、同じ言葉が何度も書かれていた。

――山神は撃つな。

やがて仙台の街で、鹿の怪異が増え始める。
そして手帳の最後のページには、こう書かれていた。

――次の婿 孫

山の神は女で、嫉妬深い。

そして、一度決めた婿は――
離さない。

東北の山の伝承を下敷きにした、現代民俗ホラー。

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短編 2026/03/10 22:00更新
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最終取得日時:2026/09/20 12:16
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