ヒューマンドラマ[文芸]

「能ある鷹は爪を隠す」って言いますけど、私もとびっきりの爪を隠し持っていました。すいません、お父様。おかげで義兄と継母、そしてお屋敷はメチャクチャになっちゃいましたけどね。

 私、フレア・ドンミス伯爵令嬢は、代々、騎士団長を担う家系に生まれた。
 けれど、女性なうえに、並の体力しかないので、家督相続が危ぶまれていた。
 結局、お父様は養子と後妻を迎え入れた。
 実母を亡くした私にとって、いきなり義兄と継母ができたことになる。
 お父様から期待されない私は、このまま他家の男性の許に嫁ぐだろうと思われた。
 ところが、私が成人した際、魔力を宿していることが発覚する。
 我がエリア王国では、魔力持ちが稀少であったため、国王陛下から将来を嘱望され、私はドンミス伯爵家の家督を継ぎ、魔法を使える騎士団長になるよう言われた。
 この国王の宣言によって、我が家に激震が起こった。
 魔法の力に懐疑的なお父様と、伯爵家の家督を継ごうとする義兄が、腹を立てたのだ。
 その結果、息子を後押しする継母と、義兄によるいじめが始まった。
 それなのにお父様は、継母と義兄の肩を持つばかり。
 ついには後妻親子から濡れ衣を着せられて、私はお父様から往復ビンタを喰らう。
 挙句、「この出来損ないが!」と罵倒されてしまった。
 さすがに我慢の限界だ。
 お父様、そして下衆な義兄様とお継母様。
「能ある鷹は爪を隠す」という言葉、ご存知じゃありません?
 私、本気を出させていただきます。お覚悟を!

※ざまぁ系のストーリーです。

R15 / 残酷な描写あり / 女主人公
短編 2025/03/19 12:10更新
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最終取得日時:2026/08/18 12:30
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