異世界[恋愛]
とんずらした兄のことは許さないけれど、兄の元婚約者と幸せな家庭を築いた僕の話。
侯爵家の三男として生まれた僕は、国営の鉄道会社に就職して機関士としての人生を歩んでいた。
けれどもある日突然、実家へと連れ戻されてしまう。
どうやら次男である僕の兄が、婚約者の居る身でありながら平民の女と駆け落ちしたのだという。
僕は兄に代わって父の持つ爵位のひとつを継承するどころか、兄の元婚約者のお嬢さんとも仲を深めなくてはならなくなった。
お嬢さんの家族は気さくで優しいし、なんと言っても、お嬢さんの実家周りには私設のトロッコ列車が走っている。鉄道好きとしてこれを堪能しない手はない!
でもお嬢さんは、
何もかもが付き焼き刃でハリボテ貴族な僕なんかと結婚するには、申し訳ないくらいに素敵な女性だ。
身勝手な兄につけられた心の傷は深いだろう。
だからこそ、彼女には幸せな未来を選び取って欲しい…。
これは煤ぶった僕が色んな人から尻を叩かれながらも、素敵なお嬢さんと幸福に至るひと欠片のお話。
貴族 / 鉄道 / 恋愛 / 結婚 / 婚約破棄 / 駆け落ち / プロポーズ / 円満
短編
2025/09/19 09:53更新
18,632字 27%
18,632字 27%
日間P
36
総合P
42,806
ブクマ
2,045
平均評価
9.28
感想数
39
レビュー
1
評価頻度
204.11%
評価P
38,716
評価者数
4,174
週間読者
515
日間イン
19回
ベスト
2位
最終取得日時:2025/12/16 12:16
※googleにインデックスされているページのみが対象です