ホラー[文芸]

牡丹は愛を灯していた

夫の浮気現場を目撃した主人公。彼女は、動揺のあまりとある化粧品売り場に駆け込んだ。売り場の美容部員は、経済DVにより身なりを整えることもできない彼女にお試しメイクを施す。

気乗りしないまま化粧をされた主人公だが、美容部員とのやり取りから、かつての自分を思い出し始める。そして、自分の幸せのために戦うことを決意するのだった。

ところが夫はなかなか離婚に応じようとしない。疲れはてた彼女は、美容部員から渡されたとあるアロマキャンドルを取り出してみた。疲労回復効果があるというアロマキャンドルに火をともすと、目の前に広がったのは怪談「牡丹灯籠」の世界だった。

彼女は牡丹灯籠を下げ、夫の元へ歩きだす。きっぱりと別れを告げるために。

虐げられていた女性が自分を取り戻し、幸せに向かって歩きだすまでのお話。

貴様二太郎さまのイラストをお借りしています。

この作品は、アルファポリス、エブリスタにも投稿しています。

残酷な描写あり / 日常 / 怪談 / シリアス / 女主人公 / 人外 / 牡丹灯籠/骨女 / 現代 / 浮気 / ざまあ/ざまぁ / 夏のホラー2021 / 復讐
短編 2021/07/16 14:18更新
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最終取得日時:2024/04/18 01:20
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