異世界[恋愛]

何でもするからどうか目を開けて、と彼は私の死体に取り縋って泣いた

番(つがい)だという少女のことを、少年はそうと認識できない。
それ故に彼にとって番とは、目に見えぬ煩わしい鎖のようなものだった。
泣き濡れる少女を女たちは諭す。
――少しだけ待っておあげなさい。男の子の方が成長は遅いもの。
だが、運命は哀れな彼の成長を待たなかった。

やらかした坊ちゃんが泣きながら死ぬほど後悔して、どうしようもない愛に囚われる話。
毎年参加したいと思いつつ、お題が可愛すぎて手が出せない公式企画・冬の童話祭への圏外トリビュート。
設定はふわっとしています。

信頼できない語り手 / 彼は幸せ / 彼女も幸せ
短編 2025/12/23 20:41更新
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最終取得日時:2025/12/26 12:05
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