異世界[恋愛]

悪役令嬢と呼ばれても構いません!! 〜転生したら前世の恋人が兄でした。今世ではもう絶対に諦めません! わたくし、お兄様に近づくならヒロインの邪魔だっていたしますわ!!

公爵令嬢、セシーリア・ヴァインシュタインは極度のブラコンだった。
どこに行くにも兄の後をついていき、離れると泣くわ喚くわ両親にも手がおえなくて。
そんな妹に兄デュークフリードは常に優しく接してくれていた。

それが当たり前だと思っていたのだ。
そう、あの時までは。

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「セシーリア・ヴァレンシュタイン公爵令嬢よ。わたしは今からそなたを糾弾する!」

シャルル・ド・カロリング王太子は大勢の来賓客の前で、そう声を張り上げた。

今日は貴族院の卒業パーティ。ちょうどシャルル殿下が卒業されるというそんな時。

悪役令嬢として王太子に断罪されそうになったセシーリア。

でも、ちょっとその断罪は的外れで。


だってわたくしが邪魔をするのはお兄様に言いよる悪い虫に対してだもの。
その令嬢を王太子殿下がお好きなら好きにすればいいですけど、彼女、うちのお兄様にちょっかいを出していたんですからね!


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七歳の時、前世の記憶が蘇ったわたくし。
でもなんで!?
よりにもよって大好きだった恋人がお兄様に転生してるの!?
ああ、もう、構うものですか!
お兄様だって構わない。
悪役令嬢になっても構わない。
わたくしのお兄様に近づく令嬢は、みんな邪魔をしてあげますから!

悪役令嬢 / 転生 / 前世 / 貴族 / お兄様 / 妹 / 微ざまぁ / 断罪 / GC短い小説大賞
短編 2022/06/29 19:59更新
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最終取得日時:2024/04/23 12:54
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