彼女がいると思っていた
彼女がいると思っていた人に彼女がいないとわかったとき、一度あきらめたあの気持ちが再燃する。
佐井幸助をめぐる、切ない片思いと、失恋と恋慕の群像劇。
●プロローグ
次のレクでの男女ペア決めのホームルーム。佐井幸助はみんなから彼女がいると思われていたようで、それを否定すると、クラスが少しざわついた。
●百村りか
佐井君と同じクラスの放送委員。入学すぐの委員会で仲良くなって佐井君に惹かれていく。
●平尾香苗
同じクラスの佐井君もミステリー小説好きと知る。佐井君には彼女はいると知っているが、ミステリー談義は楽しい。
●南麗奈
お兄ちゃんと遊ぶ約束をしている佐井さんと会い一緒に帰宅する。それをクラスの男子に見られていて冷やかされてしまうが、冷やかされればされるほど意識してしまう。
●萩山多喜子
ある事情でみんなからの視線がなくなった。しかし佐井君だけは私を見てくれる。だんだんと惹かれていく。
●矢野口光
クラスメイトの佐井君とは同じ中学の出身。佐井君に彼女がいると思われているけど、それが真実ではないと知っている。
●上田あん
まだ五歳のあんは、長男の良太の友達の、佐井と呼ばれる男に小さいながらも惹かれる。
●小川麻衣
相手に彼女がいようが関係ない。気になったらアタックするのみ。積極的が恋愛戦術。
●大沼愛
普段話さない佐井君と放課後教室で鉢合わせた。友達の好きな人に興味を惹かれる。
●長峰涼子
キューピッド役になることの多い私。図書委員で一緒の恵美の恋心を知ってしまって……。
●日吉瑞希
佐井君の普段違う一面を知る。それにスクールカースト上位の女子の好きな人と付き合えれば……。
●押立さくら
好きな人に好きな人がいる。好きな人には笑顔でいてほしいから気持ちを伝えずに接している。
●坂浜恵美
初恋の人は小さい頃に出会ったサイコウスケ。高校で再開したけど、向こうは気がついていないようだ……。
●エピローグ
ペアの希望を出した女子は、くじを引くことに。佐井幸助はどうしてこうなったか見当がつかない。
■情報
プロローグのあとは誰の章から読んでも問題ありません。
※これはフィクションです。実在する人物や団体、物や事とは一切関係ありません。
67,003字 (930.6字/話) 31%