現実世界[恋愛]

ケガのせいで夢と生きる希望を失った野球バカの俺が、幼馴染と再会して夢と生きる希望を取り戻す話 〜「肩のケガは治らないんだから頑張ったってもう遅いんだ」「遅くないよ! 右がダメなら左でやろう!」〜

『お気の毒ですが……もうその肩では野球を続けるのは諦めた方がよろしいかと……』

中学三年生の春。俺……進藤 球也(しんどう きゅうや)の夢は砕かれた。

部室で悪ふざけをする後輩部員を、倒れてくる棚から助けたせいで、代わりに下敷きになってしまい、右肩を壊してしまった俺は、誰にも同情されないまま、野球部を去って真っ黒な数か月を送る事になる。

そうしてやってきた、中学最後の夏休み、俺は数年ぶりに地元に帰省することになったのだが、俺の心はずっと晴れないままだった。

そんな状態で、思い出の神社で一人落ち込んでいると、幼馴染……いや、腐れ縁の新 茉奈(あらた まな)と再会した。数年ぶりに会う彼女は、相変わらず元気でちょっとイタズラ好きで、何も変わっていなかった。

そんな茉奈と出会っても心が晴れなかった俺は、実家にあった野球道具を、早朝に処分しようとしていると、茉奈に見つかってしまう。口論の後、俺は茉奈に思わぬ提案をされる。

それは――左手でやればいいという提案だった。

利き腕でも必死に努力をして、ようやく強豪校のレギュラーを取っていた俺にとって、左でやるのは未知の領域で、明らかに無謀。だけど、茉奈の説得と、幼い頃の俺達の夢を叶える為に、左でやる事を決意した。

アドバイスをくれたうえ、幼い頃に交わした約束をいまだに覚えていて励ましてくれた茉奈……そんな茉奈には、実はとんでもない秘密がある事を、この時の俺はまだ知らなかった。

日常 / 青春 / 幼馴染 / 両片想い / 男主人公 / 現代 / ハッピーエンド / ちょっとだけざまぁ / 美少女 / 一途 / 部活 / 中学生
短編 2021/06/27 20:10更新
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最終取得日時:2026/08/31 01:27
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