ハイファンタジー[ファンタジー]

さよなら旦那様《その後のマークスとモモ追加しました》

「エミリア、君だけを愛しているよ」
「ああ、アルファス様。私だって」

そして瞳を見つめ合わせた二人は、月夜に照らされて強く抱き合うのだった。

人目も憚らずバラ園の下で、強く深く。

「何を見せられているの、私は。あの二人露出好きなのかしら?」

領地から王都の邸へ1日早く帰ってみれば、夫と見知らぬ女が自慢のバラ園の東屋で盛っていた。

東屋の周囲は外側から見えないように、薔薇の茎が幾十にも絡んで人の背より高い壁となっている。

外からは見えないが、中にいる者からは丸見えである。

側にいる使用人達は、それを止めることなく覗いている。

「取りあえず、あそこにいる奴ら全員クビで良いわね」

そう呟けば、私の傍らにいた従者のマークスが闇に消えた。

「御意」と一言返事を残して。

翌日から夫のアルファスの姿が見えない。

その為、私は捜索願いを騎士団に出すことにした。

ESN大賞7 / 子爵 / 子爵令嬢 / 侯爵 / 侯爵令息 / 愛人 / 吸血鬼
短編 2024/02/12 00:06更新
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最終取得日時:2026/08/23 12:50
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