ローファンタジー[ファンタジー]

公衆の面前で婚約破棄? 貴族社会の建前がダルすぎるので素でいきます

扇の角度で派閥を示し、天候の挨拶に政敵への皮肉を混ぜる。
公爵家長女のセシリアは、誰もが決して本音を語らない、ねっとりとした貴族社会で「完璧な令嬢」の皮を被り続けてきた。

そんなある日の夜会。
王太子は震える男爵令嬢を腕に抱き、公衆の面前でセシリアへの婚約破棄と「悪逆非道な苛め」の断罪を声高らかに宣言する。
周囲の貴族たちは息を呑み、公爵令嬢がいかに優雅に、かつ計算高く反論の陣を敷くのかを待ち構えていた。
弁明と証拠突きつけの、高度な政治的舌戦が始まる。誰もがそう信じて疑わなかった。

けれど、辟易としたセシリアの口から飛び出したのは、貴族のプロトコルを木っ端微塵に粉砕する、心底呆れ果てた「素」の声だった。

「――――てかさー、それマジで言ってんの?」

女主人公 / 西洋 / 悪役令嬢 / 婚約破棄
短編 2026/03/03 20:42更新
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最終取得日時:2026/09/01 12:15
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