異世界転移 俺はもう働かねぇ!妖精任せのスローライフで好きに生きてたら、なぜか神様にされました
星庭神成(ほしにわ のあ)、31歳。システムエンジニアとして毎日を仕事に追われる生活を送っていた彼は、夢も希望も見失い、心身共に限界を迎えていた。ゲーム開発に熱中していた過去も遠い思い出となり、今やバグ修正と納期に追われる日々に絶望しながら「もう働かなくていい世界があれば」と心の中で願う毎日だった。
そんなある日、神成の目の前に突如として現れた謎のスクリーン。彼はその光に吸い込まれるようにして異世界へと転移してしまう。目を覚ますと、そこは彼が知る現実とは全く異なる世界だった。無機質な神の声に告げられ、神成は異能「妖精想造(メイクフェアリー)」の力を授けられる。この異能は、彼の代わりに小さな妖精たちが様々な仕事を行ってくれるというもので、神成にとってまさに理想的な能力だった。
異世界での生活が始まる中、神成はこの世界で「救世主」として召喚されたことを知る。だが、魔王の脅威に立ち向かってほしいという期待に対し、彼は「働きたくない」と断固拒否。そのまま神殿から追い出され、自由気ままなスローライフを目指すことを決意する。
神成は、妖精の力を使いながら、古い屋敷を自分好みに整え、のんびりとした生活を始める。しかし、この異世界には様々な問題が渦巻いていた。瘴気に覆われた砂漠のサナムーン王国や、魔獣の脅威にさらされるサナサの首都。そして、その中には強力な魔王の存在も…。異世界の人々は、次第に神成の力に気付き始めるが、彼はひたすら関わることを避け、妖精任せの生活を追求していく。
一方、神成は異世界で出会った仲間たちと共に、少しずつこの世界での自分の役割や、本当の「自由」を見つけ始める。妖精たちが支えてくれる快適な日々と、異世界の問題との狭間で、彼は一体どのように生きていくのか――「働かない」ことを信念に、神成はこの新しい世界で、彼だけのスローライフを追い求めていく。
341,606字 (4554.7字/話) 42%