勇者パーティーを追い出された補助魔法使いは自分の冒険を始める
書籍1~2巻がMFブックスより発売中です。WEB版に加筆を行った書籍版の方も、どうぞよろしくお願いします。
勇者パーティーに所属する賢者エトウは、唯一得意とする補助魔法の価値を認めてもらえず、差別的な扱いを受けていた。
それでもエトウは役に立とうと頑張っていたが、幼馴染みの剣聖から誤解を受け、距離をとられたことをきっかけに、この場所にいるのも潮時と思い始める。
その後、戦闘中のミスを勇者たちに責められ、パーティーを出て行ってほしいと言われたことで、ついにエトウは彼らのもとを去ろうと決断した。
冒険者としての活動を本格化させたエトウは、役に立たないと禁じられていた補助魔法を自在に使い、自分が望む冒険を始めていくのだった。
題名通りの内容なんですが、追放ものを題材に選んだのは、勇者パーティーを飛び出してしまえば、その後の展開を自由に描けると思ったからです。なので、一直線に復讐やざまぁにはいきません。バトルシーンを含めた主人公たちの冒険活劇がストーリーの主軸です。
主人公のエトウは賢者の神託を受けたこともあって、よく考えて行動するタイプです。復讐にはあまり関心がなく、それでいて相手を無視できるほどの余裕もないので、勇者パーティーの面々とはぶつかることもあれば、仕方なしに共闘することもあります。いつも面倒事に巻き込まれてしまいますが、試行錯誤しながら状況をよくしていこうと努力します。
強めの復讐やざまぁを期待する方には合わないと思います。「長めの冒険ものを読んでみるか」という方に試していただきたいです。
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