現実世界[恋愛]

いつも俺を慕ってくる後輩な幼馴染の気持ちを確かめるために、人生で初めて誕生日パーティを企画してみたんだけど、プレゼントを送ったら突然泣き出された件。やっぱり彼女は俺が好きだったらしい。

 俺には後輩で幼馴染でもある、秋山美菓(あきやまみか)という女の子がいる。
 昔から慕ってくれるだけに今でも妹分として可愛がっている。
 「菓」の字は彼女の誕生日がハロウィンなことにちなんでいるとか。
 誕生日がもう少しとなってきた頃のことだった。

「美菓はどう思っているのか。そして、俺はどうしたいのか」

 お互いの気持ちを確かめるために。
 そして、ずっと慕ってくれた妹分を喜ばせたい。
 人生で初めての、彼女のための誕生日パーティーを企画。

 そして、いよいよ二人だけの誕生日パーティ当日。
 ケーキのろうそくを消して、バースデーソングを歌って和やかにパーティーは進む。次はいよいよ本丸の誕生日プレゼントだ。

「誕生日おめでとう。プレゼント、受け取ってくれ」

 そんな言葉とともに用意していた誕生日プレゼントを渡したのだけど、
美菓は突如号泣。

「あーもう。泣くなって」
「嬉し涙だからいいじゃないですかぁ」

 嬉し涙。つまりは彼女も俺のことが好きだったということだった。

 両片思いな二人の、少ししんみりとした誕生日の一日の心温まるお話です。

年の差 / スクールラブ / 古典恋愛 / ラブコメ / ほのぼの / 男主人公 / 学園 / 現代 / ハッピーエンド / 誕生日 / ハロウィン / 後輩 / 幼馴染
短編 2022/10/29 09:18更新
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最終取得日時:2024/05/16 12:51
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