純文学[文芸]

触れないあなたと、指ふたつのキスをする

夏の夜。
海辺にはいつもラジオを持った外人さんがいる。
言葉が通じているのかいないのかわからないけれど、私はいつもその人の隣で話を聞いてもらっていた。
彼のラジオは流暢な英語を流す。
遠い海を越えた国の言葉を流す。
嫉妬した私は、こっちを向いてほしいと彼に手を伸ばした。


ありま氷炎様の『第八回月餅企画』参加作品です。

月餅企画 / 2022 / ラジオ / 外人さん / 一夏の恋 / 忘れちゃいけない過去 / 希望
短編 2022/09/10 07:47更新
1,789字 20%
日間P
-
総合P
268
ブクマ
10
平均評価
9.19
感想数
10
レビュー
2
評価頻度
270%
評価P
248
評価者数
27
週間読者
-
日間イン
0回
ベスト
圏外
最終取得日時:2024/05/18 12:50
※googleにインデックスされているページのみが対象です