純文学[文芸]

本日の入道雲の販売は終了しました。

炎天下の中、店先に並んだ30人ほどの長蛇の列に対して、タキシードを着た若い店員が申し訳なさそうな顔で告げる。
「誠に申し訳ございませんが、本日の入道雲の販売は終了しました。またのご来店をお待ちしております」

雲をインテリアとして飾ることが一般的になって四半世紀が過ぎた頃、再び日本の雲市場が突如盛り上がりを見せる。きっかけは高級な入道雲の登場である。
圧倒的なもちっと感を実現した入道雲に多くの人が虜になり、そしてのめり込んでいく……

日常 / ほのぼの / 雲 / インテリア / フランチャイズ / 育成
短編 2023/07/23 08:16更新
3,008字 15%
日間P
-
総合P
296
ブクマ
7
平均評価
8.81
感想数
8
レビュー
2
評価頻度
457.14%
評価P
282
評価者数
32
週間読者
-
日間イン
0回
ベスト
圏外
最終取得日時:2024/05/10 12:27
※googleにインデックスされているページのみが対象です