ローファンタジー[ファンタジー]

しだれ桜は風になぐ

北海道の山の中。スキージャンプ台が見おろす家で幼少期を過ごした彼女は、そこで遊んだ顔もなまえも覚えてはいない小さなともだちはもしかしたらイマジナリーフレンドだったのかと思っていた。

祖母が亡くなり、その古い家を相続した彼女は後片付けをしようと久しぶりにその家を訪れる。
そこには満開のしだれ桜。
あまり幸せとも不幸せとも言えないような日常から離れて緩やかな時間を過ごした後に、山を下りて部屋に戻れば、不幸せに天秤の傾いた出来事が待っていた。

妖ものです。

*****
おともだちが詠んだ短歌

「静脈と動脈がある静脈と動脈がある おやすみなさい (ハナゾウ @tozokeke )」

をお題にしているお話です。
自サイトにも掲載しています。

日常 / 怪談 / ダーク / 女主人公 / 人外 / 和風 / 現代 / 妖もの
短編 2018/06/01 18:11更新
4,425字 41%
日間P
-
総合P
300
ブクマ
14
平均評価
8.24
感想数
1
レビュー
0
評価頻度
235.71%
評価P
272
評価者数
33
週間読者
-
日間イン
0回
ベスト
圏外
最終取得日時:2024/05/07 02:47
※googleにインデックスされているページのみが対象です