「ご子息に結婚詐欺の疑いがあります」

帝都保安隊のアメリアは、不当な理由で婚約を解消する貴族を取り締まっていた。

上官は帝国の第六皇子。訳あって左手には筋電義手を装着している。彼に拾われ、振り回されつつ仕事をしていると、アメリアの兄が故郷の国で逮捕されてしまう。

兄はかつて、冤罪で婚約破棄されたアメリアを助けてくれた人だった。


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