異世界[恋愛]
平民落ちを宣言された王子、実は一番優秀でした
王立学園の卒業祝賀会の最中、
第一王子アルノルトは突然、侯爵令嬢エレーナに婚約破棄を宣言した。
理由は――
「エレーナが男爵令嬢をいじめたから」。
証拠も提示せず、王族の権威だけで令嬢を断罪しようとする王子。
しかし、男爵家の次男ユリウスが異議を唱えたことで、場の空気は一変する。
「殿下は本来の王族の仕事を、侯爵令嬢に押し付けていたのでは?」
「母方が側室筋である殿下は、侯爵家の後ろ盾なしに後継者にはなれないはず――」
次々と暴かれる不自然さ。
そこに国王・王妃が到着し、
王子の軽率な行動は“外交問題”として断罪され、ついに継承権を剥奪されてしまう。
──だが。
退場しかけた王子は、
ユリウスの問いをきっかけに“別人のような顔”を見せ始める。
「逆に聞こう。
なぜエレーナは、俺の押し付けた膨大な仕事を、何の問題もなくこなせたと思う?」
王子の真の狙いとは?
男主人公 / 西洋 / 中世 / 婚約破棄 / 優秀王子
短編
2025/12/11 23:25更新
5,136字 29%
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最終取得日時:2025/12/13 12:05
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