異世界[恋愛]

初恋は、ぬいぐるみとともに。

喋るのが不得意で、いつの間にか喋ることが難しくなってしまったレレアナは、祖母が作ってくれたぬいぐるみを通してだと、いつもよりうまく喋られた。

レレアナにとっては、ぬいぐるみのベティが友達で、心の拠り所で、おしゃべり相手だった。

そんな幼少期に出会った兄の友達のアスランは、レレアナのぬいぐるみにも優しく接してくれた人だった。

「そのぬいぐるみは君のお友達かな?よかったら、僕にも名前を教えてくれる?」

恋をするにはあまりにも単純だったが、レレアナの心を開くには十分だった。

出会いから10年、進展などもなく、相変わらず友達の妹だったが、それでいいと思っていた。

だが、アスランに魔物討伐の任務が舞い込んできて、レレアナはお守り代わりに小さなぬいぐるみを作って、アスランに渡すことを決めたのだった。


※カクヨムにも投稿しています。

BWK大賞1 / BK小説大賞2 / コミックルーム大賞 / ほのぼの / 初恋
短編 2026/06/05 00:49更新
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最終取得日時:2026/08/31 12:11
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