純文学[文芸]

私は今日もまた彼を絶望の淵に突き落とす

 彼の瞳の中に色濃く滲み出る恐怖が、今にも堰を切って溢れそうな涙が、額に伝い輝く一筋の脂汗が、小刻みに震える身体が、私の心をどうしようもなく昂らせ、力強く揺れ動かし、仄暗い凶行へと駆り立てます。彼の口から零れ出る必死の懇願にも、決して耳を傾けたりしません。

独白 / コメディー
短編 2021/07/20 20:03更新
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最終取得日時:2026/08/21 01:12
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