異世界[恋愛]

ひとりぼっちの私を救ってくれたのは、敵国の王子様でした

 気弱な公爵令嬢ロザリーが王子に食らわせた一発の平手打ち、それが全ての始まりだった。彼女は幼い頃から、禍々しい黒い影を見ることができた。その影から婚約者である王子を守ろうとして、彼女はそんな行いに出たのだった。
 けれど激怒した王子は聞く耳を持たず、彼女に敵国の王の暗殺という密命を与えた。首尾良く命を果たすことができれば、彼女の行いを水に流してやると言って。しかしもし失敗すれば、彼女にかけられた呪いが彼女の命を奪う。彼女には、密命を果たす以外に生き残る道はなかった。
 こうしてロザリーは、誰一人頼れる者のいない敵国に旅立つことになった。表向きは、和平のための使者として。彼女は自分を襲った不幸を嘆き、まだ見ぬ野蛮な敵国に恐れおののく。しかしそんな彼女を出迎えたのは、想像とはまるで違う自由で美しい世界だった。
 真意を隠したまま敵国の人間と触れ合っていくうち、やがて彼女は恋を知る。そうして彼女は、二つの国の未来を変えることになるのだった。
 ※()のついている話は別視点です。

R15 / 女主人公 / ハッピーエンド / 恋愛 / じれじれ / 両片思い / 溺愛 / 貴族 / 追放 / 婚約破棄 / ざまぁ
全49話完結 2021/11/06 12:04更新
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最終取得日時:2024/05/16 01:23
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