侯爵家の次女エミリアは、夜会の翌日に許婚であるオリバーから婚約の破棄を告げられる。
やがてエミリアは事実を知った。
友人と思っていたマリリスがかねてよりオリバーを狙っており、自分はずっと利用されていたということを。

事実を知ったショックでエミリアは不思議な現象を体験する。
なんと時間が二十四時間巻き戻っていた。

それと同時に封印されていた記憶が甦り、事故死でこの世界に転生したのだと思い出す。
さらに、神様らしき存在から時間を戻す力を授かったことも。

再び婚約破棄の時をやり直すことになったエミリアは、果たしてどんな選択をするのか。

そして、時間を戻す力に目覚めたことでその人生は思いがけない方向に向かっていく。