異世界[恋愛]

美女やーめた、と老婆になったら氷の侯爵に求婚されました

「この顔さえなければ」
美貌ゆえに人形扱いされてきたリゼットは、魔女から老婆の皮を授かり、すべてを捨てて逃げ出した。
辿り着いた雪国で出会ったのは、孤独な侯爵アレクセイ。彼は「氷の侯爵」と恐れられながら、誰にも本音を見せられずにいた。けれど老婆マーサの前でだけ、彼は鎧を脱いだ。
「お前の手は温かいな」
その言葉が、リゼットの凍えた心を溶かしていく。
――でも、彼が心を許しているのは「老婆の私」。
――けれど、彼が恋焦がれているのは「美しい私」。
本当の私は、どこにもいない。

すべてが暴かれる日、リゼットは自ら皮を脱ぎ捨てた。
彼の名誉を守るために。もう隠さないために。

「中身が同じだったからだ。俺が好きになった心と、惹かれた魂は、最初から一つだった」

――ああ、この人は最初から、ちゃんと見ていてくれたんだ。

女主人公 / ハッピーエンド / ババスキン / 追放じゃなくて逃走 / 氷の侯爵 / 溺愛
短編 2025/11/26 07:10更新
16,703字 34%
日間P
-
総合P
254
ブクマ
10
平均評価
9
感想数
0
レビュー
0
評価頻度
260%
評価P
234
評価者数
26
週間読者
-
日間イン
1回
ベスト
288位
最終取得日時:2026/09/25 12:20
※googleにインデックスされているページのみが対象です