異世界[恋愛]

無愛想な旦那様は、私の『耳』を溺愛しているようです 〜機密情報を囁くだけで、甘いお菓子と安全なベッドが手に入りました〜

 国境の瓦礫の下で目覚めた私、レティ。
 耳元でガンガン響いていたのは、救助の声じゃない。死者たちの『愚痴』と『未練』と『ここだけの秘密(ネタバレ)』だった。
「うるさい! 重要な情報だけ喋って!」
 生き残るために死者の声を「実務的」に処理していたら、敵国の若き将軍・レオニスに見つかってしまう。
 処刑かと思いきや、彼は私に温かいスープを差し出して言った。
「その耳、使えるな。――俺に雇われないか?」
 こうして始まった、戦後管理局での「後始末」業務。
 隠し金庫の場所? 死者が暗証番号を叫んでます。
 毒物の混入犯? 犯人の自慢話が残響してます。
 行方不明者? 本人が「ここにいる」って言ってますけど。
 誰もが嫌がる戦後処理も、死者のカンニングペーパーがあれば楽勝の宝探し。
 私はただ、温かい寝床とご飯のために働いているだけ。
 それなのに、冷徹だと思っていた将軍様は勘違いを深めていく。
「君は僕の光だ。誰にも渡さない」
「いえ、ただの従業員です」
「喉が痛いのか? 最高級の蜂蜜を取り寄せた」
「餌付けがすごい!」
 これは、たくましい戦争遺児が、死者の声を武器にホワイトな職場環境を勝ち取り、いつの間にか国の英雄になってしまう、再生と誤解の戦後ロマンス。

残酷な描写あり / シリアス / 女主人公 / 西洋 / ミリタリー / 身分差 / 戦後ロマンス / 冷徹将軍 / ざまぁ / 執着 / じわじわ甘い / 溺愛
全260話完結 2026/04/26 18:00更新
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最終取得日時:2026/08/30 12:20
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