現実世界[恋愛]

非オタ幼馴染がゲーマーだったんだけど、バレンタインデーに何故か謎解きゲームをプレゼントされた件

 僕は荒谷修也(あらたにしゅうや)。もうすぐ高三になる二年生。
 でもって、今は2月のはじめ頃……となればバレンタインデーが気になるのは健全な男子高校生としては当然。
 高校になった頃から想いを寄せてる幼馴染の木屋雅美(きやまさみ)から義理チョコくらいはもらえるだろう。
 しかし、本命チョコがもらえるかというと希望薄だ。なんせ、僕は結構なヘビーゲーマーで、雅美ちゃんは
 ちょっとはゲームもするけど、品行方正な子で僕がやってる濃いゲームなんぞ知られたら引かれるだろう。
 
 そう思っていたのだけど、ひょんなことから雅美ちゃんもまた廃ゲーマーらしいことが発覚。

「私と修也だけの秘密だからね?」

 彼女の秘密を共有できた気がして、ちょっと嬉しい僕だった。
 しかし、急に距離を縮めて来て「ひょっとして……」と思えば、バレンタインデーには
 チョコを渡してすぐ逃げられる始末。
 彼女曰く、プレゼントした新作PCゲーをプレイすれば全てがわかるということだけど。

 一体どういうつもりやら。
 ともあれ、プレゼントされた脱出ゲーの謎解きを進めて行くと、

『修也』
『幼馴染』
『一緒の高校』

 明らかに僕たちに関係するキーワードが見つかる始末。まさかだけど……。

 これは、素直じゃない面倒くさい廃ゲーマーの少女がバレンタインデーに込めた想いの物語。

スクールラブ / 古典恋愛 / 青春 / ラブコメ / ほのぼの / 男主人公 / 学園 / 現代 / ハッピーエンド / 幼馴染 / バレンタイン / 廃ゲーマー
短編 2023/02/05 17:50更新
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最終取得日時:2024/05/16 12:42
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