異世界[恋愛]
節度節度ってわたくしから距離を置いていますけれど、そろそろ宜しいのではなくて?
節度を重んじ節度を尊ぶアドリアン王子は、内々に決められた婚約者であるリーディエ嬢とエスコート以外で手を繋いだことはおろか、二人でデートに出かけたこともない。
幼い頃のお茶会で「きみとはしばらく会いたくない」と言われたけれど、しばらくっていつまでかしら。
私的に会うことはほとんどなく、顔を合わせるのは主に公的な行事のときばかり。
学園では、アドリアン王子を狙うご令嬢があれこれと好き放題やっているのが視界に入ってくる。
リーディエは正直ちょっぴり面倒くさかった。ただでさえ王子が面倒くさいのだから、よくわからないご令嬢の相手なんかしたくない。そうだ、夜会休もう。
よくわからない断罪劇をあっさり回避するご令嬢と、よくわからない断罪劇に首を傾げる王子と、自分に酔いしれてひとり芝居をしちゃうご令嬢がちょっぴり登場しつつ、
最終的にヘタレな王子が床に崩れ落ちるお話です。
貴族 / 侯爵令嬢 / 王子 / ヘタレ / 節度 / 断罪回避 / 相思相愛 / 短編
短編
2024/11/26 11:13更新
12,449字 36%
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最終取得日時:2024/12/14 12:06
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