ハイファンタジー[ファンタジー]

『君は役不足だ』と魔法学園のクラス分け帽子に言われた少年は学園を出て行った。

『シン=ヒノ、君は……どのクラスでどんな役割を与えられても役不足だ』

帽子がそう告げた瞬間、嘲笑が波のように広がっていき、中心にいた少年シンは何事かを呟くが笑い声にかき消され生徒たちには届かない。

「ははは! やはり下級貴族がこの魔法学校に入ろうなんて無謀なんだよ!」
「だっさーい! どのクラスにも入れないなんて」

シンが被っていたぎゅっと帽子を握りしめると、帽子が苦しそうに皺を寄せ、呻く。
その帽子は、大魔法使いが作った〈生きた魔法道具〉の1つ。
被った者の才能を見極め、相応しい教育を与えてくれるクラスを教えてくれる。

魔法の帽子に役不足と告げられた少年のおはなし。

※この作品はなろうラジオ大賞参加の超短編です。

オリジナル戦記 / 男主人公 / 学園 / 魔法 / ざまぁ / なろうラジオ大賞5 / 帽子
短編 2023/12/29 12:38更新
998字 59%
日間P
-
総合P
220
ブクマ
6
平均評価
7.43
感想数
1
レビュー
0
評価頻度
466.67%
評価P
208
評価者数
28
週間読者
190
日間イン
0回
ベスト
圏外
最終取得日時:2024/05/06 12:18
※googleにインデックスされているページのみが対象です