ハイファンタジー[ファンタジー]

神の声は聞こえますが、祈る気はありません ――神敵認定されたので、どちらが神敵か本人に聞いてみました


イレイナ・ハングレイスには、昔から神の声だけは聞こえていた。

ただし、信仰心はない。
祈る気もない。
神への態度も最悪だった。

路地裏でチンピラを締め上げ、神に誓ったかどうかをその場で確認する日々。そんな彼女の耳に、ある噂が入る。

白い聖櫃から神託を降ろし、逆らう者を「神敵」として裁く男。
神の御口を名乗るアーネスト・ヴァルホート。

だが、本物の神は言う。
そんな声は出していない、と。

神の名を騙り、村から種を奪い、井戸を封じ、領民に祈れと告げる男を前に、イレイナは静かに銀貨を握り潰す。

「神の声が聞こえるんだって?」

祈りはしない。
赦しもしない。
これは、後に聖女と呼ばれる女が、まだ白い布を被る前の話。

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主はお赦しになりますが、私は赦しません ――祈るだけでよいと言われた聖女は、弱き者を食い物にした悪徳司祭の懺悔を聞きに行く
の前日譚です


この話の直後の後日譚も
神の声は聞こえますが、説教する気はありません ――悪徳令嬢をわからせたら、なぜか懐かれました
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ギャグ / シリアス / 女主人公 / 職業もの / ハッピーエンド / 聖女 / 勧善懲悪 / ヤンキー / 信託 / ざまぁ短編 / ざまぁ
短編 2026/06/23 21:50更新
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最終取得日時:2026/09/29 12:10
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