純文学[文芸]

最期に死神と恋に落ちる

 
 私の後ろには、死神がいる。

 ただ、よく物語とかで見る死神とは少し違う。骸骨でもないし、大鎌なんて持っていない。喪服のようなまっ黒いスーツを着た男性。見た目はほとんど、普通の人間の男性と変わらない。

 その人が──死神が、24時間ずっと私のそばにいる。

「貴女の寿命は残り僅かです。貴女が死した時、貴女の魂を私の手で黄泉へと送らせていただきます」

 その死神が初めて来たとき、そう言った。
 私は最初はその死神や、自身の寿命が残り僅かだということに恐怖していた──けど。


 死神が私のところに来て20年。私は未だに人間界にいる────

身分差 / 年の差 / 悲恋 / 死神 / 恋愛 / 成仏 / キス / 切ない / 輪廻転生 / 生まれ変わり / 再会 / あとがきのエンドを / 読むか読まないかは / あなた次第です
短編 2024/01/25 00:00更新
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最終取得日時:2024/05/16 12:14
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