異世界[恋愛]

元聖女の薬師は、辺境の地で侯爵子息に溺愛される〜王家から戻ってこいとあらゆる手で攫われそうになるが愛する人と乗り越えていく。国が荒れたのは私がいないからではありません、あなた達のせいでは?〜

数年、聖女としての務めを終え、人里離れた修道院でひっそりと暮らしていたのに突然、王都からの使者に連れ戻される。
「陛下の勅命だ。お前には、辺境の地にある侯爵家で、病に伏せる子息の薬師を務めてもらう」
称賛し、利用した王家が、今になって辺境の地へ追いやる理由を悟っていた。
邪魔になれば追い出して、必要になれば無理矢理連れ戻す。
人をなんだと思っているのだろうか。
納得できないが、苦しんでいる人がいると思えば聞くしかない。
病弱な貴族子息を診るように命令され、辺境へ向かう。
「私はもう、聖女ではありません。ただの薬師です。必要としてくれる人がいるのなら、それが喜びです」
リーゼロッテの真っ直ぐな言葉に、カクスは目を見開いた。
王家に命令をされた寂しさのある気持ちが、再び王都へ向かうときには温かくも優しい状態で舞い戻ることになるとは、夢にも思わなかった。
今、私は愛しい人に手を握られています。

ほのぼの / 女主人公 / 日常 / 聖女 / 王家 / 追放 / 貴族 / 治療 / 連れ戻される / 子息 / ざまぁ / 陰謀 / 対立 / 自給自足
短編 2025/07/27 06:01更新
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最終取得日時:2026/09/02 12:31
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