完結しました!虐げられ義妹を庇ったら、私も断罪されました……
第二部 第三部 あらすじ追加します!
デボラは侯爵の愛人の娘だった。しかし本宅から彼女の暮らす別宅に、侯爵家の跡取り娘のマリアが命がけで逃げ出してきたため、母とともに彼女をかくまう事にした。だがそんなお人好しのデボラを待っていたのは、マリアを愛人宅の使用人にした、と言う事実無根の濡れ衣を着せられるという事だった。醜聞になるマリアいじめを全てデボラに着せた侯爵夫人と連れ子のユリアは、デボラを処刑するのではなく、領地の外れに追いやると言う事で、マリアを愛する怒り狂った王子を納得させた。デボラの生き残るための生活が、ここに始まったのだった……(第三部 あらすじ)
ヘンリエッタはとある王国の第三妃の娘だった。だが母が病に倒れてこの世を去り、第三妃の座に新しくついたのは、王の四番目の愛人であり、新たに姫となったのは溺愛されているヴィオレットだった。ヘンリエッタはヴィオレットの影として彼女のために動く事を強いられ、悲惨な扱いを受ける毎日だった。だが遊学に来た王子様に対して、ヴィオレットの無知が衝撃的な事件を引き起こす。怒り狂う王子様達だが、父国王はヴィオレットを守るために全ての責任をヘンリエッタにかぶせ、ヘンリエッタは単身流刑となったのだ。……誰の助けも借りられず、絶望して死を望んだ彼女の前に現れたのは、魚の民という海で生活する種族の、よく笑う雑な男だった……(第二部 あらすじ)
まともな淑女教育の結果、いじめは良くないと、愛人の娘である義妹を庇ってきて、自分のほうが痛い目にあっていたサマンサ。だが義妹は高貴な人々から愛されて大事にされ、ハッピーエンドまっしぐら。手放しで喜んてしまっていたお人好しのサマンサを待っていたのは、母や姉と共に、義妹を虐げたというありもしないデタラメによる、鉱山での過酷な労働だった……。何もかも違う生活の中、ある日無罪だと解放される。だが連れて行かれた先でわかったのは、人間違いで解放されたという事実で…?!(第一部あらすじ)
122,818字 (2558.7字/話) 43%