異世界[恋愛]
お前の代わりはいくらでもいる、と言われたので、代わりを百人育てて辞めました
「君の代わりはいくらでもいるんだよ、リリア」
王宮文書局で働くリリアは、婚約者であり上司でもあるアルフォンスにそう言われた。
彼は知らない。
リリアが確認した書類ひとつで、北方砦の兵士たちに毛布が届いたことを。
彼女が通した申請ひとつで、孤児院の子どもたちが冬を越せたことを。
王宮の仕事が滞らないよう、誰にも見えない場所で支えていたのがリリアだったことを。
けれど、彼が言うのなら仕方ない。
代わりはいくらでもいるらしい。
ならば本当に、代わりを用意してから辞めよう。
リリアは半年かけて、新人文官、写本係、倉庫係、侍女、警備兵、使い走りの少年にまで仕事を教えた。
書類の読み方を。
数字の嘘を。
仕事の向こうに、人の暮らしがあることを。
そして百人を超える人材を育て上げた日、リリアは辞表と婚約解消の申立書を提出する。
「わたくしの代わりは用意いたしました。ですので、わたくしは辞めます」
これは、自分を軽んじた婚約者に何も期待しなくなった有能文官が、静かに職場を去り、残された者たちが彼女の価値を思い知る話。
※本作品は、一部制作プロセスにAI補助を使用しております。苦手な方はご注意ください。(詳しい使用状況に関しては、作品情報からご確認ください)
異世界転生 / 女主人公 / ハッピーエンド / 異世界恋愛 / ヒューマンドラマ / 文官 / 婚約解消 / ざまぁ / 有能主人公 / 職場ざまぁ / 勘違い上司 / 仕事 / 追放ではないけど退職
短編
2026/06/15 12:42更新
11,390字 35%
11,390字 35%
日間P
1,080
総合P
3,552
ブクマ
108
平均評価
8.24
感想数
3
レビュー
0
評価頻度
375%
評価P
3,336
評価者数
405
週間読者
-
日間イン
5回
ベスト
43位
最終取得日時:2026/06/20 12:05
※googleにインデックスされているページのみが対象です