純文学[文芸]
待ち人来たる
木村さんは独居老人の身である。
――飽き飽きするほど生きちまったな。早くお迎えが来りゃあいいのに。
そんなことをよく思う。
平均寿命を過ぎたゆえか、生きることへの執着が薄らいでいるのである。そうではあっても、あえて自分からあの世に行こうとは思わない。
毎日を、ただなんとなく過ごしている。
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短編
2016/09/17 16:16更新
4,627字 19%
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最終取得日時:2026/09/09 02:01
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