異世界[恋愛]
「あなたは留守番ね、お姉様の邪魔だから」と母が言うので、留守番中に公爵閣下を十二回おもてなししました
「あなたは留守番ね。お姉様の邪魔だから」伯爵家の次女リーケは十八歳。王都一の才媛と名高い姉マルグリートの演奏会にも、園遊会にも、海辺の夏にも、連れて行ってもらったことがない。家族が出かけるたびに、玄関で「いってらっしゃいませ」と言うのが、リーケの役目だった。
けれど、留守番は嫌いではない。留守のあいだにこの家へ来た人は、私がこの家の者としてお迎えする。
木曜の午後は、伯爵家の在宅日。なのに家族は今日も姉のお供で出かけていて、訪ねてきた公爵閣下を迎えたのは、留守番のリーケだった。次の木曜も、その次の木曜も。
「公爵閣下が、マルグリートに会いにいらしたのね!」母は喜び、姉は夜会で言いふらす。閣下は毎週のように当家へ、と。
十二回目の木曜、閣下は言った。「次に伯爵がご在宅の日に、君に結婚を申し込みに来る」
留守番の妹と、木曜にだけ現れる公爵閣下と、一度も家にいなかった家族のお話。
AI直接使用 / 姉妹格差 / 妹 / 家族の偏愛 / 後回し / 留守番 / 在宅日 / ざまぁ / 溺愛 / ハッピーエンド / 公爵 / 伯爵令嬢 / 貴族
短編
2026/10/22 08:50更新
9,049字 49%
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最終取得日時:2026/10/25 12:05
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