異世界[恋愛]

「お兄様は外に出られないのに」と母が言うので、兄へのお土産に公爵閣下を連れて帰りました

「お兄様は外に出られないのに。あなただけ楽しむつもり?」伯爵家の娘イネスは二十歳。跡継ぎの兄マテオは子どものころの熱病で胸を悪くし、両親の毎日は兄の部屋で過ぎていく。イネスの社交界へのお披露目は、兄の具合が悪い春が来るたびに延び、三度目の春も過ぎた。

けれどイネスには、八つのときから兄と決めていることがある。兄の行けない場所へ行ったら、そこから一つ、お土産を持って帰ること。

「楽しむのではありません、お母様。兄へのお土産を、持って帰りに行くのです」

馬の好きな兄のために、王家の御前馬術へ。白い名馬の厩の前で「抜けた毛を一本いただけませんか」と頼んだ相手は、王の厩を預かる公爵閣下だった。

「ベラルデ家のご令嬢は、病弱で臥せっておいでだと聞いていたが」(病弱? 私が?)

蹄鉄、仔馬の名前、そして――。外に出られない兄と、お土産を持って帰る妹と、持って帰られた公爵閣下のお話。

AI直接使用 / ハッピーエンド / 家族の偏愛 / 病弱な兄 / 後回し / 兄妹 / お土産 / 自業自得 / ざまぁ / 溺愛 / 公爵 / 伯爵令嬢 / 貴族
短編 2026/10/23 08:20更新
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最終取得日時:2026/10/26 12:05
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