異世界[恋愛]
「短編版」「命の番」ですって?大変ですわ、神殿に正式照会いたしましょう
「ヴィオレッタ・ハイゼンベルク公爵令嬢、貴女との婚約は破棄させていただく。私はミレーヌ嬢と『命の番』であると神託が下されたのだ」
王太子ジルベルト殿下の宣言を、私は紅茶を一口含んでから受け止めましたわ。
殿下と男爵令嬢の3ヵ月にわたる密会は、王宮の使用人なら誰もが知る公然の事実。
ようやく公的に祝福されたわけですのね。
――ところで、殿下。神託の写しがミレーヌ嬢の手元にあると仰いましたかしら?
神殿法第三十四条をご存知ない方が、神託をお口になさるのは、いささか危のうございますわよ。
「アルベリク神官長様。一つ、お伺いしてもよろしいかしら」
3ヵ月前から書簡を交わしておりましたあの方は、扇子の陰で、目を細めて笑われた。
「すべての準備は、整っております」
これは、神託を盾に婚約者を奪った男爵令嬢が、自らの嘘で全てを失い、
神殿の門前で消えていく物語。
そして、白百合の祭壇の影で3年前から私を見ておられた神官長様が、
最後にたった一言、私の祈りに応えてくださる物語ですの。
※ 本作は短編です。連載版は下記リンク等から。
https://ncode.syosetu.com/nN7603mc/
異世界転生 / 女主人公 / 西洋 / 中世 / ハッピーエンド / ヒストリカル / 神官 / 婚約破棄 / ざまぁ / 溺愛
短編
2026/04/27 20:10更新
6,928字 42%
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最終取得日時:2026/04/30 12:05
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