異世界[恋愛]
離縁を切り出された伯爵夫人ですが、わたくしの署名のない書類はすべて無効でしてよ
三年間、夫はわたくしを「ただの飾り」と呼びました。
けれど伯爵家の決裁も、領地の契約も、わたくしの連署があってはじめて効力を持つ——
その特認状の一文を、夫は一度も読まなかったのです。
愛する幼馴染のために夫が単独で署名した、三年分の借入と契約。
そのすべてが、無効でございました。
そして本日。三年に一度の王立監査が、フェルゼン伯爵家にまいります。
わたくしは怒っておりません。怒る気持ちは、三年前に使い切りましたから。
ただ、連署の朱肉に蓋をして、静かに立ち去るだけ。
——では、後悔のおそばにいてくださいませ。わたくしはもう、そこにはおりません。
女主人公 / ハッピーエンド / ヒストリカル / 離縁 / 微ざまぁ / もう遅い / 契約 / 連署 / 大人の恋愛
短編
2026/05/22 19:10更新
7,401字 41%
7,401字 41%
日間P
12
総合P
742
ブクマ
25
平均評価
7.69
感想数
0
レビュー
0
評価頻度
360%
評価P
692
評価者数
90
週間読者
-
日間イン
0回
ベスト
圏外
最終取得日時:2026/08/30 12:11
※googleにインデックスされているページのみが対象です