異世界[恋愛]
十年ぶりに「お帰りなさい」と言ってくれた人の話
「子の生せぬ妻はいらぬ」――十年連れ添った夫の一言で、私は実家に戻った。
荒れ果てた門前に、白装束の老爺が雪の上に正座している。亡き祖母の代から仕える、この家の屋敷神様であった。嫁いでから一度も呼ばれなかった私の名を、十年間、誰もいない座敷で呼び続けてくださっていたという。
翌朝、白い狐を肩に乗せた若き宰相が、門を叩いた。
――愛されておりました。知らなかっただけでございました。
ハッピーエンド / 女主人公 / 離縁 / 和風 / あやかし / ざまぁ / 屋敷神 / もふもふ / 切ない
全10話完結
2026/04/18 14:35更新
29,856字 (2985.6字/話) 35%
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最終取得日時:2026/08/28 12:14
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