ハイファンタジー[ファンタジー]

堪忍袋の緒が切れました〜わたしを解放してくれない監禁夫から失踪しようと思います〜

「わたし、自由になりたいんです」
 7日ぶりに愛人宅から帰宅した夫が顔を見せるなり、わたしはそう宣言した。
「だから、この枷を解いて下さい」
 自分の腕と憎たらしいくらいに大きくて立派なベッドの脚を、ガッチリと鎖で繋ぐ鉄枷を、高々と掲げて。

王命により結婚した夫に監禁されている"わたし"は、いい加減解放して欲しいと夫に頼むも、すげなく断られる。

「さて」
 どれほど不本意だろうが仮にも夫だからと慈悲を見せようとしたが。
「堪忍袋の緒が切れました」

我慢の限界を迎えた"わたし"は、失踪を決意する。

「いざ行かん、新天地へ!」

監禁夫から逃げ出した主人公の、逃亡劇のお話。

女主人公 / 呪い / 監禁 / 逃亡 / R15 / 残酷な描写あり
短編 2025/04/05 00:00更新
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最終取得日時:2025/04/15 12:06
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