現実世界[恋愛]

電車で一時間の幼馴染に誕生日プレゼントを贈ったらお返しは彼女自身だった件

 僕は金崎大和(かなざきやまと)。
 高校に上がる頃、一つ隣の県に引っ越して行った幼馴染がいるだけの、普通の高校生。
 その幼馴染、真山秋紗(まやまあきさ)は去年までいつも一緒だった。
 夜は電話で語らい、昼はおしゃべり。休日はよく家で一緒に遊んだりもした

 高校に上がって秋沙と離れ離れになって気持ちに気づいた僕は、半月前の彼女の誕生日に告白した。
 毎年恒例の誕生日プレゼントとともに。そして、半月後の今―

「まだー?」
「もうちょっと待って。あと五分くらい」
「長いなあ」
「準備に時間がかかるの!」

 僕の誕生日に遊びに来た彼女はプレゼントと共にOKの返事をくれて、晴れて恋人になった。
 それはいいのだけど、何故か後ろを向いてと言われてこうして待っている。
 なんでも、もう一つの誕生日プレゼントを渡したいらしいのだけど、想像もつかない。

「実は……もう一つ、誕生日プレゼント、用意してきた、の」
 
 直前の、やけに恥ずかしそうな表情が気になるのだけど……。
 たっぷり待たされて振り向いた僕が見たのは……ちょっとビックリする光景だった。

スクールラブ / 古典恋愛 / 青春 / ラブコメ / ほのぼの / 男主人公 / 学園 / 現代 / ハッピーエンド / いちゃいちゃ / 誕生日 / 幼馴染 / 両片想い
短編 2022/10/12 17:51更新
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最終取得日時:2024/05/16 12:52
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