異世界[恋愛]
薄明の君は歌う。古き吸血鬼が為に。
テオフィルは永き時を経た吸血鬼でその存在に倦んでいる。
自らの滅びの地、“故郷”を求めての旅の中、薄明色の瞳をした孤児の少女との出会い。
「天使さま」
「……わたしはそのようなものではない」
「じゃあ、お名前は?」
「少女よ、お前に名乗ってどうなると言うのだ」
「わたしはガブリエラ」
それが彼の最期に色を添えた。
滅びる吸血鬼と彼を看取った少女の短編。
ネトコン12 / 異類婚姻譚 / 身分差 / 年の差 / 伝奇 / 吸血鬼 / 幼女 / ビターエンド / 1850イギリス風 / R15 / 残酷な描写あり
全9話完結
2022/01/14 15:18更新
18,885字 (2098.3字/話) 33%
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最終取得日時:2025/03/13 01:03
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