ヒューマンドラマ[文芸]

タヌキと僕の母殺し

※第十三回書き出し祭り参加作品の改稿・連載版です。

「私、タヌキなんです」
マオと名乗った少女は事も無げに僕に告げた。
ここは静かな山の麓に建つ小さな大学の学生相談室。そこで僕はカウンセラーとして働いている。
ある日、僕の前に予約も無く訪れた少女は開口一番衝撃的な告白をする。
精神病の症状か、はたまた薬物による幻覚・妄想か……。内心焦り、医療機関への紹介を考える僕をよそに、マオと名乗った少女は平然と続けた。
「私の話を聞いてください」
自身をタヌキと語る少女と僕の不思議な面接が始まる。
――僕が僕であるために、必要なのは「母殺し」だった

残酷な描写あり / シリアス / 現代 / タヌキ / カウンセラー
全5話連載中 2021/12/06 18:00更新
21,677字 (4335.4字/話) 34%
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最終取得日時:2024/05/17 01:13
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