異世界[恋愛]

屋根裏部屋の少女は諦めていた

私は生まれながらに魔力が強かった。私が触れたら、花も、果実も、人も、腐ってしまう。
生まれてすぐに手袋をされて、私は教会の屋根裏部屋に閉じ込められた。扉につけられた小さな窓だけが、私と外の繋がり。窓から、固いパンが届けられた。

でも、ある日。
パンがのったお皿に一輪の花が添えられるようになった。

不遇な少女が助けられ、諦めていたものを手にするお話。

※「第4回下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ大賞」参加作品。1000文字の超短編です。
※テーマ「屋根裏」

※ノミネートに選ばれ、朗読していただきました!応援をありがとうございます!

ファンタジー / 魔法 / 不遇 / なろうラジオ大賞4 / 純愛 / シリアス / 屋根裏 / ハッピーエンド
短編 2022/12/03 11:58更新
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最終取得日時:2024/12/26 12:48
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