物語の始まりはいつだったのだろうか？

情報の密度の低さから、世界へのアクセスによる魔法が存在する世界。
稀にその世界には『他の世界』から『人』が零れ落ちる。

時は戦後。長き戦乱が終わり、火種は燻りながらも各国が平和へと向かおうとする中で学園に集った次代を担う少年少女たちが出会い、ぶつかり、恋をして、友情を育んで。ふとした事から世界の謎にも触れていく。

しかし同時に、彼らが世界を知っていく中で世の流れは再び戦乱へと誘われ、それぞれの国と、家と、立場に翻弄され――――これはそんな彼らの運命に抗う物語。

軍記でもあり、恋歌でもある。
冒険譚でもあり、日記でもある。

名も無き世界の物語。



一度、ファンタジーというものを書いてみたかったので、青春恋愛ものの合間に書いてみることにします。
毎日も難しいのでゆっくりと書いていきますが、どうぞよろしくお願いします。