純文学[文芸]

ice doll

地味で家庭的な女はなんて使い勝手がいいことだろう。
深夜に帰ってもベッドは暖かく、朝には朝食、ぱりっとしたYシャツ、全てがお膳に行儀よく並べて差し出される。
そう僕だけが充実していた生活が、ほんの少しずつ罅がはいっていることに、その罅すらも失えないほどに僕自身がが形を変えていったことに、全然気づいていなかった。

◇◇◇
自サイト「むぎごはん」にも掲載しています。

R15 / サイコホラー
短編 2018/05/21 09:17更新
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最終取得日時:2024/05/07 02:47
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