異世界[恋愛]

悪役令嬢物の悪役に転生してしまった…………

「明日の卒業記念パーティーで、アルマを断罪しようと思う」
 クリーニ王国王太子、ピュトロのその言葉に、私は目眩にも近い強烈な既視感を覚えた。
 この国でアルマと言えば、ピュトロの婚約者であるアルマ・デトルーロ侯爵令嬢以外あり得ない。
 あーこのスチル見た事あるぞと思った瞬間、私は全てを思い出した。
「えっ……ちょっ、本当に……?」
 私は転生者だ。
 ただ、その役周りが非常にまずい。
 まさか私、このゲームの、この役か。
 徹底的にざまあされる側の。要人を片っ端から誑かし、悪役令嬢である主人公のある事無いこと吹き込んじゃう系の聖女。
 私、『悪役令嬢物の悪役』に転生してしまった……?

 思わず衝撃で口元を抑えてしまったが、私に残された時間は少ない。
 急いで断罪劇を止めないと、悪役令嬢アルマは前世を思い出して銃火器ヒャッハーして私はざまぁされてしまう……!
「コイツこんな顔と声でこんな敬語とか使う奴だったか?」
「正直驚いています。こんな流暢な人語を話せることに」

 これは悪役令嬢物によくある悪役男爵令嬢が、ざまぁを回避するためにヒィヒィするお話。

R15 / 異世界転生 / 悪役令嬢 / 悪役令嬢の敵役 / 恋愛 / 偽聖女 / 死亡フラグ回避
短編 2023/06/14 19:02更新
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最終取得日時:2026/08/20 01:05
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