異世界[恋愛]

心を読める王子は初恋の純粋聖女を望まない

その王子は人の心を読める力を持っていた。
優しい顔をして、王子を利用しようと考えているだけの両親や友人・知人。常に自分を良く見せたいだけの令嬢たちの醜い心が見えてしまう。
それ故に何もかもが退屈に感じていた王子にとって、それはほんの暇潰しでしかなかった。

王族としての奉仕活動の一環で訪れた、とあるボロボロの孤児院。擦り寄ってきた少女の世話をしてやった。
「おうじさま、またきてね」
心からの純粋な笑顔が眩しくて、なんだか悪い気はしなくて。
何度か足を運び、少女と言葉を交わした。

そのうちに王子は気づき始める。
孤児の少女に自分が強く惹かれていること、そして彼女が類稀なる聖女であること。
そしてこの想いが、決して叶わぬものだということに。


※カクヨム・アルファポリスにて重複投稿しております。

身分差 / 主に男主人公 / 王子 / 聖女 / 読心能力 / 捨て身の愛 / 一途な愛 / 初恋 / 蠱毒 / ハッピーエンド / 柴野いずみお気に入り / ネトコン12感想 / アイリスIF4大賞
短編 2024/01/05 07:02更新
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最終取得日時:2024/05/04 12:15
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